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2025.08.18

トラクターの泥汚れ一掃!高圧洗浄から防錆までプロ直伝お手入れ術

  • トラクター洗車の重要性

トラクターは農作業の要。しかし収穫や田植えの多忙期が終わると、「ついつい洗車をサボってしまいがち」という農家さんも多いのではないでしょうか。実際、外装やロータリー周辺の「泥汚れ」や「草」、タイヤやシャフトに絡みつく異物をそのまま放置すると、錆や腐食、各部品の劣化や故障の原因となり、せっかくの高価なトラクターの寿命を短くしてしまいます。

本記事では、正しい泥落としのコツ、パーツごとの洗車方法、錆防止策やワックスの使い方、さらにはキャビン内や外装のお手入れ、安全装備、適切な洗車頻度まで、プロ農家も実践する方法を丁寧に解説します。

  • 洗車前の準備と安全対策

<洗車前に気をつけるポイント>

 ■安全装備は必須。長靴・手袋、場合によってはフェイスガードやゴーグルを装着して作業しましょ
  う。水や泥が飛散しやすい高圧洗浄機の使用時は特に注意です。
 ■洗車場所は屋外の水はけが良く、周囲に泥や洗剤が飛んでも困らない場所を。電気系部分への
  水掛けリスクにも配慮しましょう。
 ■エンジンを停止し、キーを抜くこと。動作状態や回転部に触れる作業は絶対にしないようにしまし
  ょう。

  • 洗車に必要な道具

<必ず用意したい洗車道具>

 ■高圧洗浄機
  泥・草・油汚れ落としの最強兵器。圧力調整・ノズル形式の違いもしっかり理解しましょう。
 ■泥落とし用ツール
  スコップやヘラ、ワイヤーブラシは泥や草の手作業除去で必須です。
 ■バケツ・スポンジ・中性洗剤
  外装やキャビンには塗装を傷めない優しい中性洗剤とスポンジを用意しましょう。
 ■ワックス・コーティング剤
  仕上げに塗布することで艶出しの効果があります。
 ■防錆スプレー・注油剤
  洗車後の油分部・金属部の錆防止に効果的です。

  • パーツ別洗車手順

1. 泥・草の除去(泥落とし)

いきなり高圧洗浄機を当てるのはNGです。まず「手作業でこびりついた泥や草」を丹念に除去します。ロータリーやタイヤ裏、シャフト周辺など、目視で泥を確認しながらスコップやヘラで粗を取り、細かい泥はワイヤーブラシや手で落とすと効果的です。

2. 足回り・駆動部(シャフト・タイヤ)

 ■泥落としの後、高圧洗浄機でタイヤ溝、ホイールハウス、シャフト(駆動軸)回りまでしっかり
  すすぐと、目詰まりや固着も防げます。
 ■タイヤの空気圧や摩耗もこの時点で点検しましょう。

3. 作業機部分(ロータリー)

 ■トラクターのロータリー部(爪・カバー・ケース)は特に泥や雑草が詰まりやすい場所です。
  ブラシ+高圧洗浄機で入念に洗い、付着草は手で除去しましょう。
 ■ギアケースや接合部の汚れを落とすことは、グリスアップの前準備にもなりますので見逃さない
  ようにしましょう。

4. キャビン(室内清掃)

 ■キャビンがある機種は室内の床マット、ペダル周り、窓ガラスなどに溜まった土埃をハンドクリー
  ナーや濡れ雑巾でしっかり掃除します。
 ■操作パネル・フィルタ・エアコンの吹き出し口は水濡れNGです。乾拭きと専用クロスで仕上げまし
  ょう。

5. 外装全体

 ■外装(ボンネット・フェンダー等)はスポンジ+中性洗剤でやさしく洗うのが基本です。
  高圧洗浄機は塗装を傷つけない距離を守って使います。
 ■水洗い後、乾いた布でしっかりと拭き上げ水シミ・水垢を防ぐと見た目も美しくなります。

  • 洗車後の仕上げと予防策

1. ワックスとコーティング

 ■完全に乾いたら「ワックス」やコーティング剤を外装に薄く塗布します。艶出し・泥汚れの再付着
  防止・UV/酸性雨による塗装劣化予防に効果的です。
 ■フェンダー下部やリアフレームなど泥の跳ねやすい部位は重点的に塗布しましょう。

2. 防錆・注油

 ■ギア周辺や金属部は防錆剤や注油剤を軽く塗布します。ロータリータイヤ周辺・シャフト部などは
  特に腐食や摩耗リスクが高い箇所です。
 ■チェックのついでに可動部異音や緩み点検も習慣づけましょう。

  • 洗車頻度とタイミング

 ■基本は「作業後毎回」の泥落とし&高圧洗浄、「月2回以上」の本格洗車&ワックス仕上げが理想
  です。
 ■シーズンオフ前や長期保管前は特に徹底した洗車が必須です。
  オフ期間中に汚れや錆が定着しない工夫として最終洗車→防錆注油→屋内保管、
  またはシートカバーでカバーしておきましょう。

  • 洗車でやってはいけないこと

 ■高圧水で電気系やシール部への直接噴射:
  エラーや漏電、故障のもとになります。特にセンサー・コネクター・モーター周辺は慎重に清掃
  しましょう。
 ■強アルカリ洗剤の使用:
  塗装はがれ・ゴム類劣化の原因になります。必ず中性洗剤を使用しましょう。
 ■ロータリーや回転刃に手を入れる:
  必ずエンジン停止&刃が完全停止しているのを確認後に清掃しましょう。

  • 今日からできるトラクター洗車習慣
  1. 作業後すぐの泥落とし+高圧洗浄機の活用で、機械トラブルと腐食を大幅予防。
  2. ロータリー・シャフト・タイヤなど駆動部の定期チェック洗浄で安心・安全に長持ち運用。
  3. ワックス・防錆・注油をセットにした仕上げ習慣で、美観と資産価値UP。
  4. 安全装備と正しい手順を守ることが、楽しく効率的な洗車・トラクターライフの秘訣です。
  • まとめ

洗車を「日常作業化」することは、トラクター本来のパフォーマンスや資産価値を最大限に守るための大切なポイントです。汚れや泥を落とすだけでなく、故障の予防や機械の長寿命化にも直結し、農繁期には作業時間の短縮や安心感にもつながります。家庭菜園から大規模農業まで、洗車は“機械愛”を最も体現できるルーティン作業。今日からぜひ、プロ農家流の洗車習慣をはじめましょう。

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